観光2026年8月9日

アナリスト、タイの観光は底を打ち回復局面に入ったと指摘

バーツ安、インド人旅行者向けビザ免除の復活、そして長距離市場の需要回復が、2026年後半の見通しを明るくしている。

タイの観光は転換点を過ぎたようだ。バンコク・ポスト (Bangkok Post) が報じた最近の証券会社のリサーチで、KGI Securities (Thailand) のアナリストは、この分野が「底を打ち、回復局面に入った」と述べた。中国や中東など主要な送り出し市場の夏休みでより多くの旅行者が訪れるため、7月以降に勢いが増すと見込まれている。見立ては楽観的というより慎重だ。中東の緊張は依然として全体像に影を落としており、第4四半期は比較的横ばいにとどまる可能性がある。それでも、方向は変わった。

最も明確な兆しは長距離市場に表れている。KGI の数字によれば、7月の欧州からの到着数は前年同月比で5%増となり、5月の2%減と第2四半期の6%減から反転した。中東からの到着は、年前半に20〜28%伸びたのに続き、7月には11%増えた。北東アジアは5%増、南アジアは3%増だった。これらを合わせると、複数の地域で同時に需要が戻りつつあることがうかがえる。

通貨もこの話の一部だ。カシコン・リサーチセンター (Kasikorn Research Center) によると、バーツは年初来で対米ドル約5.9%下落し、インドネシア・ルピアとインド・ルピーに次いでアジア通貨で3番目に弱い動きとなっている。旅行者にとって、バーツ安は到着後にお金がより長く使えることを単純に意味する。Maybank Securities (Thailand) のアナリスト、Boonyakorn Amornsank 氏は、通貨安はタイ観光の競争力を高めるはずだと述べた。

政策も後押ししている。タイが2026年6月にインド人旅行者向けの2,000バーツの到着ビザ手数料を免除し、30日間のビザ免除入国を復活させたことを受け、Maybank は航空会社の座席供給予測が上方修正されると見込む。Cirium の航空データはすでに、第3四半期の座席供給が前年同期比で3%増えたことを示している。中国の航空会社は慎重に運航を戻しており、再び開かれたインド市場は、航空会社がそれらの路線で座席を再度増やす理由になっている。

政府自身の施策も支えを加える。国内線の運賃補助やチャーター便への奨励策は、閑散期に旅行の動きを保ち、ハイシーズンへとつなぐことを狙ったものだ。ハイシーズンには、それぞれ10万人超の参加が見込まれる大型イベントが複数開かれ、到着数を押し上げるとみられる。アナリストは、タイ国政府観光庁 (TAT) と観光・スポーツ省が、単なる人数ではなく訪問の質を重視している点も評価した。KGI は通年の外国人到着数の予想を3,210万人に据え置き、2025年比で2.7%増とした。

旅行を計画している人にとって、実際的な要点は分かりやすい。為替がより有利になれば、日帰り旅行や自分のペースで動ける自由など、滞在を思い出深くするものに使える予算の余裕が増える。訪れる人が増えるにつれ、プーケットやサムイ、北部の町の道路やフェリー乗り場はより混み合い、信頼できる移動手段を早めに手配しておくことが、良い計画の一部になる。

ここで、分かりやすい日常のサービスが効いてくる。Balm Rentals は、タイ各地でバイクやスクーター、車を借りられるマーケットプレイスで、カウンターではなく支払い前に料金・デポジット・条件を確認できるように作られている。掲載情報とサポートは旅行者自身の言語で提供され、プラットフォームは合法で確認済みのレンタル事業者と連携している。狙いは、乗り物を手配するという旅先のありふれた作業を、落ち着いて見通しの立つものにすることだ。

Balm は、自らをタイの地元事業者や、より質の高いサービスへ向かう業界全体の動きを補完する存在と位置づけており、それらに取って代わるものではない。確認済みの事業者を iOS と Android の一つのアプリにまとめ、透明な条件と明確な契約記録を備えることは、旅行者の利便を高め、水準を保つ店に安定した需要をもたらす。回復途上の市場では、こうした信頼できる土台が、到着数と同じくらい重要になることが多い。

これらはいずれも保証されたものではない。予測は、燃料価格から地域の安全保障まで、変わりうる外部要因に左右される。それでも、アナリストのメッセージは、これからの季節に向けて希望の持てるものだ。最悪期は過ぎたとみられ、2026年後半にタイを訪れる旅行者は、温かく迎えてくれて、ますます動きやすくなっていく国を期待できる。

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